【Uber Eats】埼玉の新エリアで稼働する際に覚えておきたい1つのこと
2020年9、10月にUber Eats(ウーバーイーツ)埼玉のサービスエリアが拡大。拡大範囲は非常に広くTwitterでも話題となりました。
- これから配達パートナーになる
- 今まで既存エリアに通っていた人が自宅付近で稼働する
今後新エリアで稼働する配達パートナーは増えることが予想されます。
そこで今回は「埼玉の新エリアで稼働する際に覚えておきたいたった1つのこと」をご紹介。対応策も併せて紹介します。
落胆しないためにも心構えを整えておきましょう。
拡大エリア
新エリアは9月29日と10月1日に分けて解放されます。
- 9月29日(緑色が新エリア)
上尾市、伊奈町、入間市、桶川市、春日部市、北本市、久喜市、鴻巣市、坂戸市、幸手市、狭山市、白岡市、杉戸町、鶴ヶ島市、蓮田市、宮代町
- 10月1日(緑色が新エリア)
全国2位の市町村数を誇る埼玉県。細々としていますが、今回の拡大範囲は非常に広いことがわかります。
拡大エリアを一言で表すと「自然豊かな地」でしょうか。
では覚えておきたい1つのことを紹介します。
稼ぐのが難しい
「新エリアで稼ぐのは難しい」
これが覚えておきたい1つのこと。理由については後述します。
これから配達パートナーになろうと考えている人はインターネットで情報収集するはず。
ネット上には「稼げます!」など誇張した言い方や、良かった時だけの売り上げを載せ、配達パートナーへの登録を誘導してくる人がいます。
登録を誘導してくる人は「あなたが配達パートナーになることで利益を得られる立場にいる人」です。
筆者は都内や埼玉県でそれなりに稼働してきましたが、今回の新エリアで「稼げます!」は現実的ではありません。
上尾や熊谷、春日部などは駅周辺に加盟店が多くありますが、その他の地域は加盟店が少ないのが現状です。
稼げると思って稼働しても落胆する可能性が高いため、過度な期待は禁物。
既存エリアで稼働している人の売り上げを見る機会もあると思います。しかし既存エリアの売り上げには及ばないと考えたほうがいいでしょう。
一時期話題となった「月収40万円」を達成するまでにも相当な時間を要すると予想します。
- 初期投資はほどほどに
実際に配達をやってみたら「辛い」「稼げない」という気持ちから稼働を断念する人が多くいます。
今回の新エリアは特に断念しやすい環境だと言えるでしょう。
10万円以上する電動自転車を購入しても無駄になる可能性が高いため、必要なものは徐々に揃えるようにしてください。
稼ぐのが難しい理由
稼ぐのが難しい理由は単純です。
都会度が高くない
これまでの埼玉のサービスエリア拡大経緯を振り返ると、概ね「栄えているエリア」の順でサービスが始まっていることが分かります。
今回広がったエリアはいわゆる「地方」にあたるため、都会度は高くありません。
ウーバーイーツの注文数はエリアの総人口、人口密度、飲食店数などによって大きく左右されます。
新エリアは飲食店の数が少ないため、利用者(ユーザー)の選択肢は限られます。
自宅付近に飲食店がない場合も多く、注文時の配送手数料も高くなりがち。(遠くから運ぶため)
人口数や密度、飲食店数を考えると注文数は少ない=稼ぐのが難しいという結論に至ります。
長期的に見ても上記要素に大きな変化は見込めないため、稼ぎに大きな変化はないと見ていいでしょう。
タイミングが悪い
2020年4月にコロナ感染症が流行。政府は「デリバリーを有効に活用してください」と促しましたね。
誰しもがデリバリーの利用を考えた時、Uber Eatsはまだ新エリアでサービスを開始していませんでした。
埼玉県には上記のフードデリバリー&テイクアウトサービスがあり、それなりに充実しています。
コロナが流行した時、国民の多くはこの中からサービスを選んだことでしょう。
いざ話題性のあるUber Eatsがサービスを開始したといっても、9月10月は自粛ムードが終わり外食をする人もチラホラ。
日本人は一度馴染んだものを継続して利用する傾向にあるため、すぐに新しいサービスへ乗り換えるとは考えづらいです。
つまり「注文数が多くない=稼げない」という結論。後発ですからね。
とはいえUber Eatsの加盟店舗数は圧倒的(出前館は全国展開だから多い)なので、加盟店舗が増えてくれば期待できます。
街でロゴの入ったバッグを見かけることも多くなりますし、時が経つにつれ馴染んでくるでしょう。
配達一回あたりに時間が掛かるから
2019年11月に配達パートナーの配送料金が改定がありました。
改定の内容をざっくり言うと「配達距離に対する報酬が低くなり、多くの回数をこなすほど稼げる」仕組み。
4㎞の配達を1回よりも1㎞の配達を4回やった方が稼げる、といった内容ですね。
先ほど触れた通り、新エリアは飲食店数が少なく密集もしていません。
画像(川越市)のように「自分のいる場所から遠く離れているレストランで料理を集荷する」事案が多く発生するでしょう。
集荷に約21分かかるためまず配達一回に時間を要します。また集荷するために走った距離料金は発生しません。
集荷場所までが遠いことをロングピックと呼ぶのですが、新エリアではロングピックが多発するのが容易に想像できます。
特にサービス開始直後は加盟店も少ないため顕著でしょう。
大宮駅や西川口駅は駅前が栄えていて、ピックした料理を駅前の高層マンションに配達する事案が多く発生します。
距離にして1㎞にも満たない配達。配達後も駅前で待機できるため、さらに短い距離の配達を受けられるのことが予想できるでしょう。
大宮駅や西川口駅が稼げると言われるゆえんですね。
では新エリアで稼ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?
稼ぐために必要なこと
気分転換や運動などウーバーイーツとの関わり方は人それぞれですが「稼ぎ」に重きを置いた時にやることがあります。
バイクもしくは事業用車両(車)で稼働することです。
筆者はバイクや事業用車両での稼働経験はありません。しかし推します。
推す理由は「自転車では稼ぐのが難しいから」。消去法としての考え方に思えますが根拠はあります。
- ロングピック、ドロップが多く、長い距離を走ることになる
- 道が広い
- 駐車違反になる可能性が低い
- エリア移動が容易
上記要素は「地方」であることによるメリット。メリットは十分に活かしましょう。
道が広く長い距離を走るのであれば、速く走れる車両が有利なのは当然のこと。正直自転車ではキツイです。
「バイクと自転車どっちが稼げるの?」という企画がありますが、新エリアに関してはバイクが有利でしょう。
とはいえバイクや車を持っていない人は稼働できません。
まずは低価格の自転車で初めてみて「継続的にやれそうだな」と思ったタイミングで車両を切り替えましょう。
投資するかしないかはあなた次第です。
稼働のしやすさが魅力
話はズレますが、新エリアは稼働のしやすさが魅力。
筆者は埼玉県内、都内で稼働しますが、やはり地方に行けば行くほど稼働がしやすいという体感です。
- 道が広く、複雑ではない
- 信号が少ない
- 人が少ない
- 自然が多い
- 店が混雑していない
地方はのんびり稼働できるためストレスを受けづらいですね。
都内へ出れば稼げますがストレスは半端ないです。都会になればなるほどトラブルも発生しやすいですから。
地方稼働はストレスなく稼働できるので「長期的に見たら稼げる」という見方もできますね。
まとめ
ネット上には色々な情報が流れています。
現実を把握しておけば少なくとも落胆は避けられますし、初期費用を無駄にせずに済むでしょう。
地方には地方のメリットがあります。稼ぎに重きを置いた場合は自転車以外での稼働を考えてください。
最後に雑談ですが、筆者は埼玉のサービスエリアがこんなにも広がって嬉しい限り。
埼玉県民であればみんな嬉しいのではないでしょうか?
ではいいウーバーライフを。