台風がUber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナーに与える影響
Uber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナーの売り上げは稼働エリア、時間帯、時期、注文数や稼働している配達パートナーの数、加盟店数、本人のスキル、そして…
天候
に大きく左右されます。
今回は売り上げを左右する要素の一つである「天候」、その中で台風について取り上げます。
筆者は配達パートナーになってから数回の台風を経験しましたが、令和元年10月12日、未だかつてない大型の台風が日本を直撃。筆者を含め多くの配達パートナーが台風の影響を受けた為、記事にした次第です。
この記事は配達パートナーになろうか迷っている人、配達パートナーだけど経験が浅い人向けに作りました。
一緒に見て行きましょう。
サービスが停止となり、稼げない
「台風により適切なサービスが提供出来ない」とUber Eats（ウーバーイーツ）側が判断した場合、サービスが停止となる場合があります。
【台風19号接近に伴うお知らせ】配達パートナーの皆さまの安全を考慮し、10月12日（土）は以下のエリアで全日サービスを休止いたします。
— Uber Eats Japan（ウーバーイーツ） (@UberEats_JP) October 11, 2019
関東：東京、神奈川、埼玉、千葉
中部：愛知
関西：大阪、京都、兵庫
営業再開に関しましては、Uber Eats アプリにてご確認ください。https://t.co/za2G47LW6k
Uber Eats（ウーバーイーツ）のサービスは、配達パートナーが加盟店で受け取った料理を注文者に届けるというもの。しかし、台風により加盟店へ従業員が出勤出来ず閉店していたり、例え閉店していなくても、暴風、豪雨の中では配達パートナーが安全に料理を届けれず、結果としてサービスとして成り立たない場合があります。
10月12日に関しては、前日の10月11日に「終日サービスを停止する」というメールが配達パートナーには届きました。Twitterでも配信されています。
では、サービスが停止するとどうなるかというと単純に稼働が出来なくなります。
いくらオンラインにしてもリクエストが入ってこないので、売り上げは0です。「元々稼働しようと思ってなかったから関係ない」という人もいますが、「この日は稼働しようと思ってたのに！」という人にはマイナスでしかありません。
稼ぎたい人にとって台風は天敵だネ。
企業に雇用されている正社員などであれば有給休暇を使用して休めば給料に影響はありませんが、配達パートナーは個人事業主。依頼をこなさなければ稼ぐことができないのです。
クエスト達成にも影響
Uber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナーには、クエストと呼ばれる追加報酬が用意されていますが、台風でサービスが停止になることでクエストが達成出来ない可能性も発生します。つまり、売り上げを伸ばせないということ。
- 日跨ぎクエスト
（※配達パートナーの間でこう呼ばれているのでわかりやすく表記しました。）
まず一つ目のクエストが、月〜水、金〜日の営業時間内に一定のリクエストをこなすと追加報酬が得られる日跨ぎクエスト。
筆者のを例に出すと、10月11日〜13日の間に50乗車、70乗車達成すると追加報酬が得られる仕組みになっています。
「金曜日に10乗車、土曜日に20乗車、日曜日に20乗車で達成を目指そう！」と予定を立てていたとしても、10月12日（土）はサービス停止なわけですから土曜日の乗車がスッポリ抜けてしまうわけです。こうなると金曜日に20乗車、日曜日に30乗車くらいに設定しないと達成できなるくなるという訳。筆者としてはかなりキツイ。
この日跨ぎクエストは最初は5乗車くらいなのですが、達成していくうちにどんどん乗車回数が増えて行きます。つまり、本業みたいにガッツリ稼働している人ほどイタイんですよ。
- 臨時クエスト
もう一つが臨時クエスト。当日に突然現れるクエストですね。雨や猛暑など、配達パートナーが不足するであろう時に発生する傾向にあります。
基本的に10;30〜15;00、17:30〜22:00の間で一定の乗車回数をこなすと追加報酬が得られる仕組みになっています。筆者は台風により臨時クエストが達成できないことがありました。
達成出来なかった日の配達記録が↑。ざっくりと説明をすると、17:30〜22:00の臨時クエストが発生していたのですが、台風の接近により21時にサービスを停止。11/12まで詰めていたクエストがクリアできなくなった訳です。
このように、売り上げに大きな影響を与えるクエストを達成不可能にするのが台風の怖さと言えるでしょう。
危険なのは台風当日だけではない
「っしゃー！台風が過ぎ去ったから稼働するぞ！頑張って日跨ぎクエストとるぞ！」
特に配達パートナーを専業、本業にしている方はこんな動きになるかと。筆者もそうですね。
10月12日（土）を例に出すと、台風が過ぎ去った明日日曜日にガッツリ稼働することになるのですが、↓のような危険が潜んでいるのは事実。
日曜日稼働しようと思っている方はパンク要注意、台風の後は特に色んな破片が路肩に散らばります。下手に稼働してパンク→痛い修理費→時間ロス→無意味稼働になりかねないので気をつけて下さいね！
— キャップさん🏆/Uber Eats配達員 (@captainuber1) October 11, 2019
豪雨、暴風により普段道路にはあるはずもないものが落ちている可能性は大ですよね。怪我をしたり自転車やバイクが故障し、結果として稼いだ売り上げより修理費用が上回ってしまっては本末転倒です。
個人事業主ですから修理費用は全額自己負担。経費に計上出来るとは言え負担であることには変わりありませんからね。その辺も踏まえて稼働する必要があります。
台風前後は稼ぎにくい？
「来週台風が来るのか。当日は稼働できないだろうから今の内稼いでおくか」
「台風過ぎ去ったぞ！遅れを取り戻すべくいざ稼働！」
恐らく多くの配達パートナーがこのような動きを取るのではないかと。中には「この際だからガッツリ休むか」とか「日跨ぎクエストどうせクリア出来ないからいいや」と、逆に稼働しないう動きの方もいますが。
なるほどネー。
10月12日（土）であれば、その週の水曜日、木曜日はかなりリクエストが取りづらかったという情報がTwitterで多く見かけたので、稼働する配達パートナーは多かったものと推測出来ますね。台風が過ぎ去った後も同じことが言えます。
稼働エリア、時間帯、時期などによって変わると思いますので実際にやってみないとわかりませんが、このような要素があるということは覚えておいて良いでしょうね。
じゃあどうする？
台風はガッツリ稼ぎたい人にとってマイナスに作用することが多いわけですから「しょうがなく諦めるか」と、売り上げが伸ばせない事実を受け入れるしかありませんよね。台風は一年中くるものですが、8月〜10月は特に多い時期。その時期は売り上げが少なくなることを覚悟しておきましょう。
「じゃあ台風が来たら家で指を加えながらただジッとしているしかないのか！」というのも歯がゆいですよね。そういう時のために他に収入源を作っておくと助かると思います。
副業としている人ならまだしも、本業の人は収入が減流のは大打撃。そんな時、台風が来てもできる仕事があれば良いですよね。
現に筆者は台風の日は家でライターの仕事、ブログを書いたりして時間を有効活用しています。別にパソコンを使わない仕事だって良いですよね。内職であったり、台風でも出勤して働ける職場だったりなんでも良いです。
ここで言いたいのは台風が来てもストレスを溜めない環境を作っておくと良いということ。配達パートナーだけしか収入源がないのであれば「台風か、またお金なくなる、どうしよう」となりますが、別口で収入源があるのであれば「台風か、たまには配達を休んでパソコンでも打つかな」と、前向きに捉えられるわです。
これって結構大切だと思っていて、この余裕があるとだいぶ違ってきます。筆者はパソコンで収入を得ているのですが、個人的には配達パートナーが「動」で、パソコン作業は「静」と捉えています。
連日配達をした時に「体が疲れたな」と思ってもパソコンなら打てるし、大雨や猛暑で配達が困難な時もパソコン作業出来ますから。
逆にパソコン作業ばかりで「体動かしたいな」という時に配達パートナーという収入源が輝きを増してくる訳です。
と、台風がマイナス要素にならないような工夫をして行くことが大切ですね！
まとめ
台風が配達パートナーに与える影響が多少なりとも理解していただけたら幸いです。
10月12日に上陸した台風は「地球史上最強レベル」と言われるほどで、避難勧告が出ました。ぶっちゃけ家にいても不安でしたし、パソコン打ってても外の状況が気になって中々仕事が捗りませんでした。
本来は休息にあてるべきですが、筆者が挙げたように他の収入源を作っておくことで更に配達パートナーでの稼働が楽しくなると思います。
楽しいはずの配達が苦痛にならないよう、工夫をしていきましょうね！
