【Uber Eats】埼玉県のヒートマップ出現による影響と考察

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2020年5月14日作成

埼玉初のヒートマップ

2020年5月10日18時台に埼玉県川口市戸田市さいたま市浦和区にヒートマップ(通称ピーク、シミ)が発生。


発生を知った配達パートナーからは「えっホント?」「嬉しい」などの声が聞かれました。

肯定的な意見が多かったね。

本記事では埼玉県にヒートマップが出現した理由と考察を説明した上で、埼玉県のウーバーイーツ事情がどうなっていくか予想します。


ヒートマップは報酬を大きく伸ばすための重要な要素となります。存在だけでもおさえておきましょう。

ヒートマップとは

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Uber Driverアプリから引用

注文需要が高いエリアに表示されるといわれるヒートマップ。


オレンジエリア内の加盟店で注文を受付けて配達を完了すると、表示されている金額(図では100円)が報酬に上乗せされる仕組み。


東京都や千葉県と同様に2019年12月12日から適用開始となりましたが、埼玉県は発生するまでに約5ヶ月かかりました。

埼玉での発生状況

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Uber Driverアプリから引用

埼玉県は5月10日(日)の18時台に川口市戸田市さいたま市浦和区に10分程度の時間ヒートマップが発生しました。


日曜の夜は注文が多い上に

  • 金曜日〜日曜日の選択クエストを終えてオフラインにした
  • 家族団欒の時間を過ごしている
  • 副業の人は明日の本業のために休んでいる

上記の理由などで稼働している配達パートナーも少なかったのでしょう。筆者もオフでした。(0円なので)


ヒートマップ発生は需要と供給のバランスが大きく崩れたことによるものと推測します。

発生条件

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Uber Eats公式メールから引用

埼玉のヒートマップ発生条件を深掘りしてみます。


発生条件については前々から配達パートナー間で話題になっており「絶対的な注文数だ」「需要と供給のバランスで決まる」など意見は様々。


埼玉県に関してはどちらも満たさないと発生しないという見解ですが、先ほどでも触れた「需要と供給のバランス」が強く関係していると推測します。

西川口駅東口がエリアに入っていない

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西川口駅東口にヒートマップが発生しなかったのが理由の一つ目。


図の¥100周辺は戸田市喜沢や中町で、加盟店がほとんどないにも関わらずマップの範囲内。


一方、赤で囲ったエリアは西川口駅の東口。加盟店が多くて相当数の注文が入るのにエリア外となっています。


西川口駅東口より喜沢や中町が注文数で優っているとは考えにくいです。注文数で考えるなら西川口駅東口もエリアに入っていいはず。


エリアに入らなかった理由は需要と供給のバランスが大きく崩れなかった以外に考えられません。


西川口駅東口は配達パートナーが多く待機する場所。人が足りているエリアにわざわざ追加報酬を出す必要はないですから。

浦和区大宮区

「なんで浦和がシミて大宮がシミないのか」と疑問を持った配達パートナーは多いはず。筆者も思いました。


たまたま浦和区に配達パートナーがいなかったとも考えられますが、もう少し考えてみましょう。

  • 浦和区は人が少なくなる時間がある

浦和区は配達距離が長くなりやすいエリア。個人経営店の注文が多く、配達範囲も加盟店の少ない緑区までと広め。

自転車で3㎞は当たり前。

遠くまで配達したくない人はエリアに近づきませんし、浦和区から遠くまで配達している人が多ければ配達パートナーの数は一定時間少ない状況になります。


武蔵浦和や与野方面など、料理を届けた先で配達リクエストを受ける可能性も低くないでしょう。


「ヒートマップが10分程度しか発生しなかった」のは瞬間的に配達パートナーが不足したものと推測します。

  • 大宮は人が足りている

埼玉のサービスエリアの端である大宮はさいたま市で最も注文が多いといわれているエリア。


上尾や岩槻などから出稼ぎで多くの配達パートナーが集まってくることでしょう。

待機している数はさいたま市イチ。

大宮から上尾方面への配達だとしても大宮へ戻るしか選択肢はないので、配達パートナーの数が激減しにくい傾向にあります。


浦和区と同等の注文数はあったと思いますが、配達パートナーが足りていたからヒートマップが発生しなかったのではないでしょうか。


浦和区にヒートマップが発生して大宮区に発生しない理由は「需要と供給のバランスが大きく関係している」と考えるのが妥当です。

今後どうする?

ヒートマップ発生の可能性がある埼玉でどう稼働していくか。


現在のコロナ禍により配達パートナーの増減が全く読めないのですが、しばらくの間はヒートマップが発生する確率は低いと見ています。

発生しても短時間かな。

当面の間は定期的に追加報酬を得るのは難しいと考えて稼働した方がいいでしょう。個人的には、追加報酬を得るどころか 逆に稼げなくなる環境が整ってくると踏んでいます。


西川口浦和区を稼働の軸としている人は、エリアから離れて稼働する選択肢を頭に入れておくべきかなと。


そう思う理由を説明します。

配達パートナーが集まる

今後、短時間でも断続的にヒートマップが発生するようになれば、発生したエリアは配達パートナーが集まりやすくなるでしょう。


しかも一時的ではなく日常的にです。


追加報酬を求めて移動してくる配達パートナーもいるでしょうが、それ以上に「注文が入りやすいエリア」という認識が高まります。


新規で始めた人は「西川口周辺が注文の入りやすいエリア」という認識は薄いはずですが、Uber Driverアプリが証明してしまいました。

注文が多く入るエリアだよってね。

たとえヒートマップが日曜日の夜しか発生しなかったとしても、その他の曜日や時間帯に集まってくることが予想できます。

  • 筆者も稼働しようと思った

5/10(日)、ヒートマップが発生した瞬間「えっ稼働しようかな」と思いました。それほどまでに追加報酬は人を動かす強い動機になるんですよ。

イベント的要素も強くてソソられる。

休んでいる人もオンラインにさせてしまうのがヒートマップの怖さです。

東京へ出稼ぎに行く人が減る

ツイートで説明していますが補足します。


埼玉県民が1配達あたりの単価を上げるのには「東京へ行ってシミ(ヒートマップ)を取る」しか選択肢がありませんでした。


しかしチップ実装により、 東京へ行かずとも自身のサービスを向上させることで単価を上げる方法ができたのです。


加えてヒートマップが発生し、東京へ行くメリットはさらに薄くなりました。


筆者も以前は自転車で池袋や赤羽まで足を伸ばしていましたが、今は「埼玉で頑張るかな」という気持ち。


東京への出稼ぎ組が埼玉で稼働すると考えればますます競争は激しくなることは間違いありません。


わざわざ東京まで出稼ぎに行く人たちですから専業レベルで稼働する猛者も多いと想像できます。


今まで稼げていたエリアでも稼げなくなる可能性が高いので、思考停止に陥らず常にアンテナを張る必要が出てくるでしょう。

まとめ

追加報酬が見込める一方で稼げない要因にもなるヒートマップ。


走り回っていればある程度稼げていたという時代は終わり、より戦略的な動きが求められるようになりました。


筆者は楽しみな気持ちが強いですね。一緒に頑張っていきましょう。


ではいいウーバーライフを。